モンスターハンターフロンティアで風景写真を撮る

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ついていた男3


国に数多く存在する旅団、そのほとんどが恐れ迂回するという、ある道があった。

それは局所的に猛烈な乾燥現象に何百年と晒され、昼は猛烈な熱波、夜は急激な冷気に襲われるという、とても過酷な砂漠の道である。


「幸運の旅団」は、他の旅団が避けて通るその砂漠を、あえて近道として利用していた。

重い荷車の改造や、旅団人員の装備の軽量化、正確な絵地図の作成など・・・。


男はありとあらゆる手を打ち、安全かつ素早い輸送を、あえて危険な砂漠を利用する事によって行っていた。




そんなある日、たまたま男が商談の為に赴く地に向けて、自らが経営する旅団が出発する事になった。

男はいつも基本的には行商旅団に同行しておらず、自らは裏方として物資人員の手配などを行っていた。
だが今回は偶然にも目的地が一緒であった為、経営者である自らもその旅団に編入したのであった。



男を含めた旅団の道行きは、入念なる準備の賜物か、あるいは幸運の神のご加護か、順調そのものであった。


「普段は軽い事故のひとつやふたつは当たり前なんですがね。
やはり幸運の星のもとに生まれた人が一緒にいると、違いまさぁね。」

旅団の団長を務める者が、男に対し軽口にきいてきたが、男はたいして不快にも思わなかった。



むしろ旅の途中、暇を持て余していた男は、今までの自らの人生を振り返り



俺は、ついている。



と、半ば確信めいてしまうくらいに、男は幸運に恵まれていた。

良き育ての親に偶然にも巡り会えた。

友人達も素晴らしい人物ばかりだ。

旅団経営も軌道に乗っている。

そして家では良き妻が、自分の帰りを待っている。


当然ここに至るまで必死に努力し、頑張ってきた。

しかし自分には“それ以外の”何かがある・・・男にはそう思えた。



「そろそろ、砂漠地帯にはいりやす。」


旅団の団長の言葉で我にかえった男の周囲に見えたのは、一面の広大な砂の海であった。


「ここの砂漠の砂は粒が細かくて、歩くにも難儀するところなんですわ。
おまけに・・・滅多に出会う事はありやせんが、この砂の中を泳いで回ったりする怪物なんかも、いるらしいですぜ。」

なるほど他の旅団が迂回するのも無理はない、と男は改めて思った。



・・・装備を充実させ、完璧な下準備の元に行軍していた男の旅団に、特に大きな問題が起きる事は無かった。

旅団一行はその後も順調に、目的地への道中を進んでいった。


そんなある日。




男は、砂漠のある一点の異変に、偶然にも気がついた。

コメント
4から転に入りそうですね~~
さて、異変はなんでしょう・・・
楽しみです^-^v
2008/08/24(日) 20:26 | URL | ニィ先生 #-[ コメントの編集]
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