モンスターハンターフロンティアで風景写真を撮る

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ついていた男2


男はしばらくすると、夫婦と共に行う商いとは違った、独立した新しい商売を始めるようになった。



折りしもその頃、男が住む国では各地で異変が起きていた。

広大な領土を占めるその国のあちらこちらで、「飛竜」などと呼ばれる巨大な生物が出現し、そこに住む人々に恐怖を与えていたのである。

あげくにはそれに呼応するかの様に、凶暴な肉食種の獣などが、群れをなして人里近くに現れるなどの事件が多発しており、大変危険な状態になっていた。



こういった非常事態に対し国は、すみやかに各地に警備団を派遣したり、独自に雇いいれた傭兵(一般に狩人と呼ばれている)を差し向けるなどして、事態の沈静化を計っていた。


こういった試みは決して無駄なものでは無かったが・・・最近では、とある問題が噴出していた。


国が各地に飛ばした人員に対し応援物資を送る役目を担う行商旅団が、怪物や獣達に襲われる様になってきていたのである。


通常、国が人員を派遣するにあたって踏む手順といえば・・・まず目撃例や被害届などが出た際に、急いで隊を編成し当地へ送り込み、更なる被害拡大を最小限に食いとどめる。

そして事態が深刻かつ素早い処理が不可能な場合には、そこに援助物資を送り込み、調査解決する。

最初から大量の物資と共に人員を派遣していたのでは、当地への到着が大幅に遅れてしまい、被害が拡大してしまう為、これは当然の手ではあった。


唯一の盲点は、事態の解決の為にすでに人員を派遣してしまっているが故の、後続の行商旅団の護衛の不備であった。


人員が無限にいる訳でもなく、ましてや国庫も湯水の如く使えるほどにその国は裕福ではなかった為に起きてしまった事態であった。


行商旅団の多くは普通の一般国民の手で運営されており、自分達の商売道具を各地へ持っていき商売をするという、あくまで“ついで”の、援助物資輸送である。
が、それを国から受けてしまったが故に怪物に襲われ、被害を受けた旅団が日増しに増えるに従って、国からの物資輸送依頼を受ける旅団は減っていった。



・・・幸運な男が目を付けたのが、その物資輸送を国から一手に引き受ける商売であった。



彼は恵まれた人脈を使い、優秀な傭兵を自らの資金で安く雇いいれ、新たに編成した旅団の護衛につかせ、国からの輸送依頼をどんどんこなしていった。


何故かその男が作り上げた旅団は怪物や獣に襲われる数が極端に少なく、また例え襲われたとしてもその護衛が機能的に働き、全くといっていいほど被害は出なかった。


いつしかその男が作り上げた旅団は、「幸運の旅団」と世間で噂されるようになり、噂を信じた人々によって組織人員は膨れ上がり、さらに経営は軌道に乗っていった。

コメント
ここまでは順調ですね~~
どんな波乱がいつ起きるのかな?
早く3も読もう☆⌒(*^-゜)v
2008/08/24(日) 20:22 | URL | ニィ先生 #-[ コメントの編集]
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