モンスターハンターフロンティアで風景写真を撮る

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臆病な男 1



しがない地方領主の息子である私が、ゆくゆくは自分の領地になる土地を見回るのは、至極当然な行いであると言えるかもしれない。

あまり表に出てこない父の代わりに、領民の暮らしぶりなどに変化は無いか、自ら出向いて視察するのである。

そんなある日、領地のはずれにある小さな村に出向いた際に、危険な噂を耳にした。


「この村の近辺に、飛竜と呼ばれる怪物が出没している。」


国からは確かに、大型の獣などの動きが活発になり始めているので注意して欲しいとの連絡が届いていたのだが・・・、実際自分の身近にまで事態が迫ってきているとは、正直考えてもみなかった。

すぐに情報の真偽を確かめようと、少人数の部隊を編成し、私は飛竜の出没が噂されている現場に向かった。



領地のはずれのその森は木々が鬱蒼と生い茂り、人の開拓の手が及んでいない自然そのものであった。

自らが管理するべき土地にこのような自然が残っている事に感動を抱きつつも、やはりその自然には、美しさと共に、危険な雰囲気を放つ何かがあった。


緊張の面持ちで進む私達部隊の耳に、聞きなれない音が響いてきたのは、森に入ってしばらくしてからだった。
警戒した私達は、すぐに小高い丘の上に移動し、視界を確保すると同時に音の対象を確認しようとした。

音は徐々にこちらに接近してきた。
一定の間隔で、しいていえば「何かが走ってきているような」・・・。


突如、凄まじい轟音と共に、目を疑うほどの巨大な怪物が茂みから飛び出してきた。

全身を覆う緑色の鱗は、森に住み着く飛竜にしてみればなんの変哲もない色なのであろうが、初めて目の当たりにした私達には、ただ異形の雰囲気であった。

さきほどから聞こえていた音はやはり、この飛竜が全力疾走していた音であった。

耳をつんざく咆哮をあげながら、疾走している飛竜にも驚いたのだが、私達の目の前には更に驚愕する光景する光景が繰り広げられていた。

その飛竜の目の前を、追ってくる怪物に負けぬ速度で全力疾走している、少々小柄な男がいたのであった。


飛竜は、その男を追って走っていたのである。


誰がどうみても、命を失う危機的状況であった。
しかし怪物に追われている当人は、遠目に見ていた私達にもはっきりと見えるぐらい・・・


笑っていた。


「はははははははは!!」


まるで無人の道のりをゆくが如く、彼は目にも止まらぬ速度で走り続けていた。

コメント
第二弾来ましたね~~\(^o^)/
相変わらずRAYSESさんらしい文章で、
中に引き込まれていきますね~~^^
怪物の正体は!そして小柄な男の正体とは!
続きを楽しみにしています^^
2008/07/12(土) 15:29 | URL | ニィ先生 #-[ コメントの編集]
お、きたね~
またまた続きが楽しみだ!
2008/07/12(土) 18:43 | URL | ヒン #-[ コメントの編集]
空想小説第二弾「臆病な男」来ましたね~♪♪
続きが気になるような表現力!その文才!僕も見習わなくては…^^

それに比べて僕の妄想小説なんて…orz
2008/07/12(土) 20:25 | URL | AGITO #-[ コメントの編集]
ニィ先生>
わざわざ煽りまでして頂いて、恐縮ですw

ヒンさん>
またまた暇つぶしにでも使っておくれ~。

アギトさん>
文才と言われるほどのものは持ち合わせておりませんが・・・これが意外と「出だし」と「オチ」をしっかり考えておくと、割と文章がまとまりますよ^^
というのが素人なりに出した結論だったり・・・
2008/07/13(日) 12:43 | URL | RAYSES #q4dd/qmQ[ コメントの編集]
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