モンスターハンターフロンティアで風景写真を撮る

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不器用な男 5



彼の目の前に、悠然とその王者は降りてきた。

彼の存在に気がつくそぶりも無く、空の王者と呼ばれるその飛竜は大地に着地した。


その刀傷を持つ飛竜の行動を、彼はすでに熟知していた。
今の時間であれば飛竜は食事を終え、この寝床としている場所で仮眠を取る習慣がある・・・。
彼はそれを、すでに知っていたのである。


彼は、動きの緩慢な油断しきったその王者を見ても、いまだ動かなかった。

飛竜はなんら警戒する事なく、いつもの寝床へ歩を進めた・・・。



突如、周囲に轟音が響き、飛竜の姿がかき消えた。



彼はその瞬間、纏っていた迷彩布を脱ぎ捨てると同時に一気に走りだした。

消えたように見えた飛竜は実際は、どこにそんなものがあったのかと目を疑う程の、巨大な穴に落下していたのである。


彼が村長に頼んで作ってもらっていた物は、今まさに敵を欺く為に使用された、自らを覆うための布と、罠として掘り込んだ穴を隠す為の、同じく巨大な迷彩布であった。

優れた縫製士に特注で作らせたそれは、飛竜どころか人間すらも欺くであろう出来栄えであった。

原始的な罠ほど威力は絶大である事を、優秀な狩人である彼は、知っていたのだった。


巨大な穴の中でもがく王者に対し、彼は一刀のうちに勝負を決めるべく、頭蓋を叩き割ろうと大振りの剣を抜きはなった。

しかし、彼が目標とした部位は、もがき苦しむ王者の動きによって非常に狙いにくくなっていた。

彼は冷静にすぐさま目標を変更し、王者の翼に斬りかかった。空に逃げられては、なす術が無くなってしまう為、彼は王者を地に縛りつけるべく激しい斬撃を放った。

傷つき、怒りの咆哮をあげる飛竜に対し、彼はさらなる攻撃を加えようとしたが・・・

王者はその恐るべき膂力をもって、巨大な穴から這い出してきたのである。


緊張の顔色を浮かべる彼にはしかし、更なる道具を使用する瞬間を冷静に見定める落ち着きと、度胸が備わっていた。

彼は、器用な狩人であった。

素早く腰の道具入れに手を伸ばすと、彼はその中からある物を取り出し、飛竜の目の前に放り投げた。

飛竜が今まさに、自らを罠にはめた敵に対し憎しみの咆哮をあげようとした、まさにその瞬間であった。


激しい閃光が、突如として爆裂した。

コメント
戦闘開始!!これからのやり取りに注目しています。
まずは先手をとった狩人。このまま簡単にはおわらないのは百も承知。
ドキドキしますね^^
2008/06/23(月) 09:16 | URL | ニィ先生 #-[ コメントの編集]
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